今回の研修テーマは、「人権教育」でした。
人はすべて、かけがえのない平等な存在として尊重され、幸せに生きる権利をもっています。しかし、世界では、さまざまな人権問題が存在し、尊厳が損なわれる事実が起きてきます。いかなる理由による差別を受けることなく、すべての人が個人として尊重され、多様な生き方を相互に認め合える共生社会の実現に向けて、人権教育の取組が推進されているところです。
国分寺市では、「すべての人を大切にするまち宣言」が令和3年に制定されています。この宣言をもとに、学校では、人権を大切にしようとする児童の意識を高めるための教育活動が、一年を通じて行われています。
研修では、役割カードをもとに3つの島に住む人々になりきり、「あいさつがわからない」というシチュエーションから、コミュニケーション・ギャップの体験をしました。
体験してみると、「同じあいさつをする人に会えてホッとした。」、「自分が行ったあいさつや行動は失礼にならないかな。」、「ある島の人たちのあいさつには驚いた。」などの感想が出ました。
これらの感想をもとに、どういうことが問題なるかグループで話し合い、多文化共生への理解を深めました。