2021年11月1日月曜日

出前授業(4年総合的な学習の時間)

視覚障害があり、盲導犬するめ君をパートナーとしている瀬尾さんにご来校いただき、交流学習をしました。盲導犬に関するNPO法人コトリナの塩田さんをはじめスタッフの方々にもお手伝いいただき、盲導犬と生活する瀬尾さんのお話をうかがいました。質問にも分かりやすく答えてくださる中で、盲導犬の大切な役割や、街中でみんなにできるサポートの仕方を学びました。
各教室に分かれて点字の仕組みを確認し、一覧表を使って、点字をうちます。その合間にも、瀬尾さんに様々な質問をする4年生です。関心と、理解が広がります。
子供たちが打った点字を指で読んでくださる瀬尾さん。名前などが合っていると、自然と拍手と笑顔がおこります。
打点用の一覧表と、読み取り用の一覧表の2枚があることを知りました。裏返して指先で確認し、文字として読むからです。コトリナの皆さんが丁寧にアドバイスしてくださいます。
専用の道具を使って一文字ずつ打つ大変さを実感します。「点字が読めるようになるまでには、何か月もかかるよ。でも、本が読める楽しさは大きいよ。」「音声本も図書館にはあるよ。」たくさんのことを教えてくださる瀬尾さんの足元にぴったりと寄り添い、静かに控えているするめ君が。


盲導犬の介助がなく、白杖を使われている方がもし何か困っていたら、どのように行動すればいいかについても学びました。共生社会の実際を、支えていく契機となった学びでした。